ソニーから出てる高級コンデジのRX100シリーズ。とても好評のようで、初代RX100から現在の最新機RX100M5までシリーズを伸ばしてきました。
追記:ソニーから正式にRX100M6が発表されました。
RX100M6のスペックがきになるところなんですが、焦点距離がなんと望遠端で200mmまでスームができます。
オートフォーカスもM5をより進化したようですし、1秒24コマ撮影が可能。
『とうとうコンデジで運動会が撮れちゃう時代がやってきた』って感じです。
ここでは詳しくは語りませんが、もうすごいことになってますね…。
ですがそんなスゴそうなM6でも気になった点がレンズの開放絞り値ですね。
指摘されている方もたくさんおりますが、前作のM5では望遠端70mmの開放絞り値がF2.8だったのに対し、今回のM6は望遠端200mmで開放絞り値がF4.5と暗くなってしまいました。
僕は望遠ってそんな使わなし、仕様書をよく見ると最短撮影距離もM5の5cmに対して、M6は8cmに伸びちゃってるんで接写も弱くなっています。
正直な感想、うーん・・・。という感じ。
RX100シリーズは初代からM5まで販売をやめずに現行として販売を続けているので、今回M6が販売されてもM5も並行して販売されると思います。
- すべてを盛り込んで1台で完結するM6
- 標準域で最強のM5
イメージ的にはこのような住み分けですね。
ちなみに今持っているのがRX100M2
初代RX100の販売から約1年後の2013年7月に販売されたRX100M2。
初代RX100と変更点で大きなところはチルト液晶になったことと、マルチインターフェースシューが採用された部分です。
シューが採用されたことによって拡張性が広がり、ビューファインダーをつけたり動画撮影ではより品質のいい音を拾うための外付けマイクも装備することができました。
このマルチインターフェースシューはM2にしかないもので、この後に販売されたM3以降の機種にはないんですよね。最新機種のM6にも搭載されておりませんでした。
外付けマイクがつけることができなくなったので、動画を中心に撮影している人は残念だったんじゃないでしょうか。
RXシリーズは大型センサー+カールツァイスレンズ
1インチセンサーにZEISSバリオ・ゾナーT*レンズの組み合わせなので、そんじょそこらのコンデジよりも全然キレイに撮れます。
この3つの写真はRX100M2で撮影したものです。
コンデジにしては十分すぎるぐらい写り。天気の良い屋外での撮影では一眼レフに肉薄するぐらいの写真を吐き出してくれます。
RX100シリーズの特徴は、コンデジの中では大型の部類になる1インチサイズのイメージセンサーが搭載されている点と、レンズに空気感とヌケの良さ、ボケが美しいカールツァイスレンズが使われているところ。
- 大型1インチイメージセンサー
- カールツァイスレンズ
M6よりM5が欲しい理由
レンズ焦点距離の違い
最初にも書きましたが、両者の1番の違いは搭載されているレンズの焦点距離。
焦点距離こそは望遠端200mmまでカバーしているM6が圧勝なのですが、僕が使いたいのが24mmから70mmの焦点距離なんです。
24-70mmの範囲だけで見てみると、レンズの開放絞り値がM6の方が暗くなります。
M6の焦点距離の守備範囲は広いのですが、200mm時の開放絞り値がF4.5になり、レンズの焦点距離全域で暗くなってしまっているところが、気になっております。
- M5 24-70mm F1.8-F2.8
- M6 24-200mm F2.8-F4.5
望遠端が200mmまで行けるのも魅力的ではありますが、一眼レフをメインとしている僕は外出での撮影をコンデジ1台で済ます勇気が無いんです。
やはり撮影の道具としては一眼レフに勝るものはありません。僕にとってコンデジは一眼レフの補助的なポジションなので、ここまでの焦点距離は必要ありません。
ちょっとした小物を撮影するときやテーブルフォトなどで、一眼レフを出すまでも無い場合に今のRX100M2を使うので、よく使う画角も28mmのみ。より明るいレンズを搭載したM5に魅力を感じます。
オートフォーカスはM6はより進化したようなのですがM5でも速い。今使っているM2のコンティニュアンスAFサーボが使い物にならないので、M5の像面位相差AFでも十分幸せになれます。
新しいものは値段が高い・・・。
これはすべての製品に言えることですが、新しいものは値段が高い。
RX100M6は出たばっかなので値段が鬼高いです。ソニーストアで138,880 円+税
逆の考え方だと、新製品のM6が販売されてくれたおかげでM5の値段が少しだけ安くなりました。差額でおよそ3万円ほどM5の方がお安くなっております。それでもM5の新品は10万円を超えるので十分高いんですがね。
RX100M5Aも販売された
ビックリなのがM6が販売された裏でM5の後継機である『RX100M5A』がしれっと登場したこと。
詳しいところまでは調べ切れてはいませんが、簡単に言うとレンズは24-70mmのM5レンズを継承したままでカメラ本体スペックがM6の内容に進化したイメージです。
- BIONZ X搭載
- 連続撮影枚数の増量
- AF性能の向上 などなど
RX100M5Aが販売されることで、M6とM5はまったく別タイプのカメラだということが伺えますね。
ということはM5は旧製品となって販売が終了してしまうのかな?
まとめ
ということで、ソニーからすんごいコンデジRX100M6が登場しましたが、スペックをよく見てみるとM6はM5の正常進化版では無くまったく別路線のカメラでした。
特に標準画角ではM5の方のレンズが明るいため、24mmから70mmに関してはM6よりもM5の方が使いやすいと思います。数字的はスペックを見ただけの感想なのですが僕はそう思いました。
▼ついでに貼っておきますが、RX100シリーズの必需品『アタッチメントグリップ』があればグリップ感がグンと上がります。
開放F値を比較するのなら画角を揃えるべきでしょう。
70mmと200mmの比較は無意味です。
スミマセン説明不足でした^^
その通りなのですがRX100M6の焦点距離70mm時はf2.8も明るくなく、M5の方が明るいレンズ。この点が気になるということです。