ニコンZマウントは2018年9月に登場したばかりのマウント規格なので、Zマウントに対応したレンズはまだ数本しかありません。
今後のZマウントレンズのロードマップを見てみると・・・
ロードマップを見てみて僕的に足りないと思ったレンズは「300mmクラスの望遠レンズ」と「マイクロレンズ」そして用途は少ないですが「フィッシュアイレンズ」なんです。
- 300mmクラスの望遠レンズ
- マイクロレンズ
- フィッシュアイレンズ(魚眼)
主に子どもの成長記録を撮影するので運動会やお遊戯会で必要になる「望遠レンズ」は絶対にはずせない存在。
手元の寄りや花や昆虫撮影に使いたい「マイクロレンズ」
あまり出番は少ないイメージだけどワンポイントでスパイスを加えたい「魚眼レンズ」
これらの3つのレンズは今後のZマウントレンズのロードマップには記載されていないんですよね。
Zマウントレンズのラインナップが充実していない今こそ、一眼レフ用のニコンFマウントレンズが活かせるマウントアダプターFTZの出番です。
Zマウントレンズが出揃うまでまだ時間がかかりそうだし、なおかつ「S-Line」と称する高価な高性能レンズしか販売予定されていません。
ということで、Zマウントレンズラインナップを「穴」を埋める比較的リーズナブルなFマウントレンズを今回ご紹介します。
ニコンZマウントにあわせて購入したいFマウントレンズ
ニコンZマウントレンズのラインナップの「穴」を埋めるべく、紹介するレンズは以下の3本でござます。
- AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
- AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
- シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
Nikon 望遠ズームレンズ AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR フルサイズ対応
- Zマウントには無い300mmをカバー
- 高速静音なSTMオートフォーカス
- 中古の相場は7万円代
- 約680gと軽量
Zマウントレンズのラインナップ表を見て真っ先に思い浮かんだレンズはこのAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRです。
Zマウントレンズでは「70-200f2.8」の販売を予定しておりますが望遠端200mmは遠い被写体を狙うには少々物足りない数字です。特に運動会での撮影では望遠200mmは全然たりません。
しかも通称「大三元レンズ」と呼ばれるズーム全域絞り開放f2.8レンズ。30万円を優に超えそうなので僕のような一般サラリーマンがおいそれとポンっと買えるレンズではありません。
「70-200f2.8」はそんな簡単に買えるようなレンズでは無いということなんです。
で、そこでおすすめしたいのがAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRなんですよね。
AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRは2017年にリニューアルされた真新しいレンズ。
オートフォーカスには「STM(ステッピングモーター)」が採用されているので、ピント合わせがめちゃくちゃ速くてほぼ無音なので写真だけではなく動画撮影にも向いておりニコンZ6との相性は抜群です。
>>AF-Pレンズ/STM(ステッピングモーター)とは|ニコン公式サイト
中古相場は7万円代と頑張れば手が届く価格。いずれZマウントレンズから同クラスのレンズが登場するとは思いますが、それまでのつなぎとしては十分な働きをしてくれる当レンズだと思います。
レンズの名称がよく似たAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRがありますが、こちらはDXフォーマット専用レンズなのでお間違いなく!
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応
- Zマウントには無いマイクロレンズを埋める
- カメラ内手振れ補正で活躍の場が広がる
- 標準域単焦点レンズとしても担える
- 中古相場4万円代とこちらもリーズナブル
等倍撮影ができるレンズは一般的に「マクロレンズ」と呼ぶのですがニコンでは「マイクロレンズ」というんですよね。ここではニコンにならって「マイクロレンズ」に統一します。
Zマウントレンズラインナップになはいマイクロレンズの穴を埋める存在がこのAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDでございます。
ニコンZ6でぜひとも使って欲しい理由として1番に上がるのが「カメラ内手振れ補正(VR)が効く」という点。
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDはレンズ内に手振れ補正(VR)がついていません。
昔から焦点距離が長くなる望遠レンズには手振れ補正(VR)が搭載されるのが当たり前でしたが、今ではそこまで手ぶれに敏感にならない広角レンズにも手振れ補正(VR)が搭載されたレンズが増えています。
ニコンZ6はカメラ内センサーシフト式手振れ補正が組み込まれているので、手振れ補正(VR)が搭載されていないレンズでも手ぶれを補正してくれます。
2008年登場のAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDは今でもリニューアルがされないほど完成度の高い非常に高評価なレンズですが、手振れ補正が無い点が唯一の弱点。
カメラ内手振れ補正ができるZ6との組み合わせでまた一段と活躍の幅が広がるレンズです。
シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
SIGMA 単焦点魚眼レンズ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ニコン用 対角線魚眼 フルサイズ対応 476441]
- Zレンズには魚眼レンズ
- MFになるがピーキングでピント合わせが楽
- 中古相場は4万円弱
今のところZマウントにはフィッシュアイ(魚眼)レンズの発売予定はありません。
ニコン純正FマントレンズにはAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDがありますがいかんせん値段が高すぎ。(実勢価格15万円弱)
そんな時におすすめしたいのがコスパ抜群のシグマの魚眼レンズ15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEでございます。
販売時期は2005年と新しくないんだけどこのレンズの評判がツイッターでもなかなか良さげなんですよね。
昨日のユリ園でシグマの15mmを久しぶりに使ったけど、JPEG撮って出しで逆光なのにゴーストほとんど出ないし周辺の画質もキレッキレだし色のコントラストもちゃんと残ってるのホントすごいと思う(`・ω・´)
ユリに当たるぐらいまで近づいてもピントも合ってくれるしで最強レンズですね pic.twitter.com/rWuGS0pmoV— チヌーク (@naha_chinook) 2018年6月24日
シグマ15mm F2.8 EX DG FISHEYEは、天の川撮影「推しレンズ」の一つ。
APS-Cサイズで撮っても150度も撮れるし、魚眼の特性上アストロトレーサーでも周囲の流れが気にならない。
DA FISH-EYE10-17もあるけど、フル対応+明るいのが欲しい人はシグマで、#アストロトレーサー #PENTAX pic.twitter.com/oNN0v5ZUQs— WK PHOTO(wak (@wkfoto) 2018年3月25日
僕がいつも撮影の参考にさせていただいているmeguさん(@photo_c_mei)のブログでも シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEの魅力が語られております。
【記事を投稿しました】フルサイズ魚眼ならこれ!SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEの魅力を語ってみる | ゆるカメライフ https://t.co/Ih5pbfhMUB
— megu (@photo_c_mei) 2016年10月6日
レンズ本体にはAFモーターが積まれていないのでFTZマウントアダプター経由ではマニュアルフォーカスになってしまいます。
ですがZ6にはマニュアルフォーカスでピントの山をつかみやすくなる「ピーキング」が表示できるのでピント合わせが苦になることはありません。
魚眼レンズの出番はそこまでないかもしれないけど、標準焦点域の画角に飽きた時にワンポイントでスパイスを加えるのに最適なレンズです。
ニコンZマウントにあわせたいFマウントレンズまとめ
今回はニコンZマウントレンズ ロードマップの穴を埋めるべく比較的安価な以下のレンズ
- AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
- AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
- シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
上記3本の紹介でした。
Zマウントレンズはまだ種類が少なく、高性能路線「S-Line」しかラインナップが無いのでレンズの価格が高額。
場つなぎ的な用途になってしまいますがマウントアダプターFTZを使って今回紹介したFマウントレンズを使ってみましょう。