皆さんはレンズに付属しているレンズフードを装着して撮影をしていますか?
レンズフードはレンズに余計な光が入り込まないようにする目的があり、写真のコントラストの低下を防いでくれます。
レンズフードはレンズの口径や焦点距離に最適化された形になっているから、中にはサイズが大きいものがあったりかさばったり、そのいかにも! っていう大げさな外観からレンズフードの装着を遠慮する人がいますよね。
声を大きく言いますが、
レンズフードは絶対に装着してください!!
これから紹介するレンズフードの数々の役割を知るとあなたはレンズフード無しでは撮影できなくなるでしょう。
レンズフードの5つの効果
①フレア、ゴーストを防ぐ
これに関してはご存知だとは思いますが、逆光の時に直接太陽光がレンズに入り込んでフレアやゴーストが出ちゃうんですよね。
これが原因でコントラストが低下して全体的に白っぽい写真になってしまいます。
わざとフワッとした逆光の写真を狙うならいいですが、フレアやゴーズトが出ちゃうと大抵は失敗写真になっちゃいますよね。
レンズフードを装着することで余計な光をカットして、フレアやゴーストによるコントランストの低下を防いでくれます。
②前玉の汚れを防ぐ
レンズフードによって前玉に触れづらくなるので、間違って指が当たることも防げます。
極端な話ですが僕は常にレンズフードつけているのでレンズキャップを使うことがほとんどありません。
それほどレンズフードは汚れから守ってくれるアイテムだと思います。
③雨や水滴から守る
前玉に屋根が付いているみたいなものなので直接水滴がつきづらいです。レンズについた水滴って中々きれいに拭き取れないですからね。
④落下の衝撃を吸収してくれる
レンズフードを装着すれば不慮の事故でもレンズフードが身代わりになってレンズ本体を守ってくれるということです。
レンズというのは光の軸が狂いなくカメラのセンサーに届けるため、何枚ものレンズが重なり合ってできています。そこにズーム機構や絞り、手ぶれ補正ユニットなどが組み込まれた超精密機械です。
そんな超精密機械を手を滑らして落としたら・・・。もうアウトです。
三脚を倒してガッシャンのパターンもあります。ストラップからぶら下げて硬い岩にレンズの先端をぶつけてダメにすることもあります。
ぶつけた外観はどうもなくても内部のレンズの軸がズレてしまっては工場送りになってしまい高い修理代に泣くことになります。
レンズは長いので先端は思った以上にぶつけやすいんですよね。
付属のレンズフード自体はプラスチックでできていることがほとんどで、レンズ本体よりもわざと壊れやすくなっています。なので、衝撃を受けた時は衝撃をレンズに伝えることがなくレンズフードが衝撃を吸収して身代わりになってくれるんです。
メタルタイプ(金属)のレンズフードもありますが、こちらは素材が硬いので衝撃を吸収しない可能性があるので注意です。
⑤衝突によるケガを防ぐ
カメラは金属の塊なので重量があります。
あやまって他人にぶつけてしまったら大きな怪我を負わせてしまう可能性があるということです。
レンズを守るだけではなく、人にレンズがぶつかってしまった場合でもレンズフードの有無でケガも防げると思います。
特に小さな子どもの目線とぶら下げたカメラレンズの高さってほとんど同じ高さなので、万が一ぶつけてしまってもレンズよりか柔らかいレンズフードをつけておくことで大きなケガを防ぐことができると思います。
- フレアやゴーストを防ぐ
- レンズ前玉の汚れを防ぐ
- 前玉を雨や水滴から守る
- 落下の衝撃を和らげる
- 衝突によるケガを防ぐ
キットレンズにはフードが付属していないものがある
注意が必要なのはニコンから販売している一眼レフとレットになっているキットレンズには、レンズフードが付属していないものもあるので別途購入する必要があります。
▼レンズフードが付属していないキット
- ニコンD3400 18-55VR レンズキット
- ニコンD3400 ダブルズームキット
- ニコンD5300 AF-P 18-55VR レンズキット
- ニコンD5300 AF-P ダブルズームキット
- ニコンD5300 18-140 VR レンズキット
- ニコンD5600 18-55 VR レンズキット
- ニコンD5600 18-140 VR レンズキット
- ニコンD5600 ダブルズームキット
- ニコンD7500 18-140 VR レンズキット
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR用フード
AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR用フード
ニコン純正は少し硬いので互換品でも抵抗がない方はダブルズームキットに最適な互換品があります。
AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR用フード
まとめ
以上が僕が声を大にして伝えたいレンズフードの役割です。
レンズフードってフレアやゴーストによる画質の低下を防ぐだけが役割かと思われがちですが、レンズ本体への衝撃から守るための防具としての役割もあるんですよね。
万が一カメラを落下させたとしてもレンズフードからぶつかっていくので、いくらかはレンズやカメラ本体への衝撃を吸収してくれます。
あと、不意に前玉に触れるれて汚すことも防いでくれます。
- フレアやゴーストを防ぐ
- レンズ前玉の汚れを防ぐ
- 前玉を雨や水滴から守る
- 落下の衝撃を和らげる
- 衝突によるケガを防ぐ