ディズニーに限らずですがテーマパークや遊園地などなど、決して撮影がメインではないんだけど、思い出は一眼で撮ってキレイに残したいです。
僕も当時の彼女(今嫁)に
「ディズニー行くのにそんなゴッツいカメラ持って行ってどうすんの?」って
変な目で見られてました。だって持って行きたいんだもん!!
写真も大切だけど遊ぶのも大切です。
ということで思いっきり楽しみたいけど、撮影も妥協したくないあなたにディズニーでオススメニコンDXレンズ3本を紹介したいと思います。
個人的にはディスニーで特に重要な4つの項目。
- 携行性
- 夜間の強さ
- ショーパレード
- キャラクターグリーティング
4つの観点から独断と偏見でオススメ度を5段階で採点してみましたよ。
ニコンDXフォーマット ディズニーで使いやすいレンズ
まずは携行性
これはディズニーに限らずだけど機材は軽くてコンパクトが正義です。アトラクションによってはカバンに仕舞わないといけませんので普段使いのカバンでも収まるサイズがベター。
カメラ1日中首からかけるものなので重量が軽いレンズに越したことはありません。
夜間の強さではより多くの光が取り込めるよう開放絞り値が小さなレンズが評価されます。
ディズニーの1日は開園8時〜閉園22時までと非常に長く、開演中の3分の1は日が沈んでいます。
夜の撮影やグリーティング等の屋内の撮影も多くなりますので開放絞り値が小さなレンズがディズニーでは有利になります。
そしてショーパレードでの撮影です。
ショーパレードではフロートに乗ったキャラクターやダンサーなど、観覧場所から距離がある撮影になります。
そうなるとレンズスペックで必要になるのが「どれくらい望遠できるか」です。
ショーパレードで有利なレンズはより遠くの被写体を大きくフレーミングができる望遠端の焦点距離が長いレンズになります。
最後にキャラクターグリーティング
キャラクターグリーティングで使いやすいレンズというのは、被写体の顔はもちろん足先までフルで画角に収まるレンズです。
DXフォーマットの表記では焦点距離18mm前後のレンズが全身すっぽり収まります。(フルサイズ換算28mm)
そしてキャラクターグリーティングは室内撮影が大きので極力明るいレンズ(開放絞り値が小さい)が有利に働きます。
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
Nikon 標準ズームレンズ AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR ニコンDXフォーマット専用
携行性 | |
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夜間の強さ | |
ショー | |
キャラグリ |
>>AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの概要|ニコン公式サイト
携行性の評価
D5600やD3500キットレンズとしてセット販売しているAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR。
レンズ重量は約205gと今回紹介するレンズの中では最軽量です。
撮影しないときはレンズ全長を短くできる「沈銅式」なので携行性では他のレンズにくらべて群を抜く軽量コンパクトなズームレンズ。
ディズニーでは重たいレンズは持ちたくないですからね。本気の撮影ならまだしも遊びメインでは軽さは正義。
夜間の強さ
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの開放絞り値はF3.5なので一般的なズームレンズの明るさとなっていますが、望遠側へズームしていくと徐々にF値が大きくなります。
焦点距離 | 開放絞り値 |
広角端 焦点距離18mm | F3.5 |
望遠端 焦点距離55mm | F5.6 |
レンズ自体がコンパクトなので銅鏡が細く望遠端 焦点距離55mmではF5.6まで暗くなります。
太陽のでる日中屋外での撮影ではまったく問題ありませんが、薄暗くなる夕方以降の時間帯や屋内撮影では少々不利になってきます。
ディズニーパークの屋内レストランなんかは照明が特に暗いですからね。
小型軽量が1番の武器の当レンズAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRではありますが、こういった開放絞り値が大きくなってしまう弱点があります。
ショーパレード
望遠端の焦点距離が55mmなので遠いものが狙えるレンズとは言い難いです。
ディズニーランドでの昼間のショーでは比較的近くの被写体は撮影できが、望遠端が55mm(フルサイズ換算82.5mm)なのでフロートに乗ったキャラクターの大きく撮るバストショットは少々厳しいです。
ディズニーシーメディテレーニアンハーバーでの水上ショーは距離が遠すぎるのでまったく届かないと思っていいでしょう。
エレクトリカルパレードは工夫次第ではなんとか撮れそうですがレンズが暗いので難度があがります。ファンタズミックのミッキーとかは物理上、望遠が足りない&レンズが暗いので無理ですね。
このファンタズミックって暗い&遠いというのレンズに対する要求が一番高いんです。ウン百万クラスの望遠単焦点レンズ+D一桁機で狙わないと難しいジャンルなんで、広角でショー全体を撮るならまだしもミッキーのバストショットなんてこの組み合わせでないと無理ですね〜。
キャラグリでの使いやすさ
広角端の焦点距離が18mm(フスサイズ換算27mm)あるので、画角的には頭から足先の全体がおさまります。
当レンズAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRでもキャラクターグリーティング撮影はまったく問題ないでしょう。
オススメ度は3
やはり遊びメインでは軽くてコンパクトなレンズは圧倒的に有利です。
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRのコンパクトさは唯一無二の非常に強力な武器となります。
ただ弱点としてレンズ自体コンパクトに仕上げたゆえ望遠に弱かったり開放絞り値が暗かったりと、ディズニーパークでは少々物足りない部分が出てきます。
望遠を補うレンズAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRを用意したり、標準域の単焦点レンズAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gで暗い場面を対応したり他のレンズで弱点を補うと良いでしょう。
AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
Nikon 高倍率ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR ニコンDXフォーマット専用
携行性 | |
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夜間の強さ | |
ショー | |
キャラグリ |
>>AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRの概要|ニコン公式サイト
携行性
レンズ全長が97mm、重さが約490gあるので先ほどのAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRよりひと回り大きなレンズ。
エントリーモデルのニコンD3000&D5000シリーズのカメラとの組み合わせでは、カメラよりもレンズの方が重たくなるので少しバランスが悪くなる印象です。
ですがAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは焦点距離18mmから140mmの広範囲を1本で済ませられるのが当レンズの最大の強み。
余計なレンズも持ち合わせる必要がなくなるので結果的に機材が減らせられるというメリットがあります。
夜間の強さ
焦点距離 | 開放絞り値 |
広角端 焦点距離18mm | F3.5 |
望遠端 焦点距離140mm | F5.6 |
先ほどのAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRと同じくF3.5〜F5.6ではありますが、こちらは焦点距離140mmでF5.6であることが違います。
僕はいつも望遠端の開放F値を基準に撮影することがほとんどなので、絞りに対する感覚は先ほどのAF-P 18-55mmと当レンズAF-S 18-140mmは同じ。
やはり明るいレンズとは言えないので夜間&室内ではスローシャッターに気をつけて高ISO感度で撮影しましょう。
こちらのAF-S 18-140mmにもAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gのような標準域の単焦点レンズがあれば心強いですね。
ショーパレード
望遠端140mm(フルサイズ換算210mm)もあるのでフロートに乗ったキャラクターやサンサーも迫力ある写真が狙えます。
ニコンD7500ではx1.3クロップができるので合わせて182mm(フルサイズ換算273mm)までカバーできちゃいます。
当レンズAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRは広角から望遠まで1本で済ませられるのが最大の強みであります。
キャラグリでの使いやすさ
キャラクターグリーティングではまったく問題ないでしょう。
広角端は18mm(フルサイズ換算27mm)なので全身ショットが狙えます。
オススメ度は5
約7.8倍の高倍率標準ズームレンズで広角18mmから望遠140mmまでを1本でカバーできるのが当レンズAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRの強み。
ニコンD7500の機能 x1.3クロップを組み合わせれば182mm相当までいけちゃうのがスゴい。
ディズニーといったレジャーでのシーンではレンズ交換は極力避けたいですからね。
レンズ1本つけっぱなしでいろんなシチュエーションに対応できる高倍率レンズがディズニーで大活躍します。
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
携行性 | |
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夜間の強さ | |
ショー | |
キャラグリ |
>>AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRの概要|ニコン公式サイト
携行性
レンズ全長85.5mm、重量は約480g
先ほどのAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRよりかは若干レンズの長さが短いですがそれほど変わりません。
問題なのが当レンズに付属するレンズフード「バヨネットフード HB-75」が角ばっててデカいこと。
このレンズフードはレンズに対してとにかくサイズが大きいので遮光性が高いのは良いことではありますが、携行面でいうとちょっとかさばってしまうかなと思います。
夜間の強さ
焦点距離 | 開放絞り値 |
広角端 焦点距離16mm | F2.8 |
望遠端 焦点距離80mm | F4.0 |
焦点距離全域で明るいのが当レンズAF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRの特徴。
これまで紹介した2本のレンズとくらべてみても夜間や室内では露出に余裕を持った撮影が行えます。
ショーパレード
望遠端の焦点距離が80mm(フルサイズ換算120mm)ということではありますが、クロップや撮影後のトリミングをすれば対応できます。
最近のデジタルカメラは高画素なので少しぐらいのトリミングはまったく問題ありません。
それよりも広角端の焦点距離16mmがとても魅力的です。
フルサイズ換算にすると24mm相当の画角なのでこれまでのAF-P18-55mmやAF-S18-140の広角端18mm(換算27mm)と比較してもダイナミックに広い絵が撮影できます。
広角の違いを比較しても焦点距離1mmの違いは非常に大きくなります。
当レンズAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRは広角端の画角に広さに魅力があります。
キャラグリでの使いやすさ
レンズの焦点距離、明るさ含めてキャラクターグリーティングの撮影はまったくもって問題ないでしょう。
こだわった撮影をするなら外付けスピードライトで光量を追加してやれば、より明るくノイズの少ない写真撮影ができます。
オススメ度は4
16mmから80mmと使いやすい焦点距離と開放F値の明るさ、加えて高級レンズの証「ナノクリスタルコーティング」が施され効果逆光に強いレンズ。
いたれり尽くせりと文句のつけようのない逸品です。
ただ一つネックなのが非常に高額なこと。
ニコンダイレクトで121,500円(税込)です。
正直なところ、DXファーマット専用レンズでここまでお金出すならその予算をFXフォーマット購入貯金にまわしますね。
本当にいいレンズなんですけどこの価格じゃ手が出ないですね。
そして最後にもう1本紹介したいレンズがありまして、さっきから「標準域の単焦点レンズ」というのが何回も出てきました。
標準域の単焦点レンズとしておすすめしたい AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを紹介したいと思います。
番外編 AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用
携行性 | |
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夜間の強さ | |
ショー | |
キャラグリ |
最後に番外編ですがDXフォーマット定番の単焦点レンズAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gです。
単焦点レンズなので焦点距離は35mm固定(フルサイズ換算52.5mm)
当レンズは単体で考えると画角が固定されているのでディズニーリゾートでは非常に使いづらく不便なレンズになってしまいます。
ですが、これまで紹介してきた3本のズームレンズを遥かにしのぐ開放F1.8をほこる超明るいレンズ。
当レンズ単体ではなくこれまでの3本のズームレンズの絞り値の暗さという弱点を補うために「お供」として追加という方して帯同させるのがベストなんです。
そして手頃な価格(20,000円ちょっと)で帰るのも魅力的。
まとめ
今回は「ニコンDXフォーマット ディズニーで使えるレンズ3選+1本」について書きました。
4つの観点(傾向性・明るさ・ショー・キャラグリ)からみてきましたが、中でも最も重要なのが焦点距離です。
広角は18mmから望遠は100mm以上あればどんなシチュエーションでもカバーできるでしょう。
この幅広い焦点距離を1本で済ませられる高倍率ズームがディズニーパークで最も使いやすれレンズになります。