どうも、へちま(@hechima_papa)です。
ミラーレスカメラを使用してから電池の減りに神経質になっており、充電のたびにバッテリーを取り出して充電という行為が億劫になっておりました。
ニコンZ6 およびZ7はUSBによる充電ができるのは承知だと思いますが、ニコン純正で用意されているUSB充電器といえば本体充電ACアダプター EH-7Pしか用意されていません。
しかもこれ、Z7には標準付属されているのにZ6には無い…。
とくに電源周りのアクセサリーは純正を使うのが確実です。
出所がよくわからないサードパーティ製は故障や最悪の場合発火の恐れがあるので、充電器やバッテリーは純正品を使用するのがセオリー。
だけど、コンセント1つに対しカメラ1台しか充電できないのはもったいないし、2ポート以上ある充電器で代用できればスマホも同時に充電できるのになぁと考えておりました。
てことで、純正品の代用となるものはないかとモバイルバッテリーで有名なANKERから出ている充電器。
Anker PowerPort Atom III(Two Ports)はニコンZ6を充電するために必要なUSB-Cと汎用性の高いUSB-Aが備わった2ポートタイプの充電器です。
これならば自宅に備え付けしておけばUSBを差してスマホのように気軽に充電できるし、同時にUSB-Aを使用したデバイスの充電も可能。
旅先でもこれ1つでカメラもスマホも同時充電が可能になります。
今回はニコン純正の充電器EH-7Pの代用品、Anker PowerPort Atom III(Two Ports)を使って実際にニコンZ6が充電できるのか書いてみました。
今回紹介する内容はニコンが推奨する充電方法ではないので、万が一カメラの故障といったことが起きる可能性があります。自己責任でお願いします。
純正の代用となるAnker PowerPort Atom III
ニコンZ6をUSB経由で充電ができるEH-7Pの最大出力は5V 3.0Aで15Wとなっており、代用品が15Wの出力が可能な充電器であればニコンZ6をUSB経由で充電ができるということになります。
従来のUSBの電力はUSB2.0で2.5W、USB3.0で4.5Wまでだったのですが、USB Power Delivery(略してUSB PD)という新規格登場により最大100Wまでの電力出力が可能になりました。
EH-7Pの最大出力は15WでかつカメラバッテリーのEN-EL15bも充電が可能ということなので、どちらもUSB PDに対応しているかもしれないということになります。
そこでUSB PDに対応したAnker PowerPort Atom III(Two Ports)で代用してみることにしました。
Anker PowerPort Atom III(Two Ports)にはUSB-CとUSB-Aの2ポート出力になっています。
そしてAnker PowerPort Atom III(Two Ports)の最大出力は以下のとおり・・・
- USB-C・・・最大出力45W
- USB-A・・・最大出力15W
ニコン純正EH-7Pの最大出力15WをクリアしているのでAnker PowerPort Atom III(Two Ports)は十分にニコンZ6を充電することができます。
15Wの出力が可能なUSB PD対応の充電器であればニコンZ6の充電ができる。
ニコンZ6に付属するバッテリーチャージャー MH-25aと並べてサイズ比較。
こうやって見るとAnker PowerPort Atom III(Two Ports)はそこそこ大きめのサイズですね。
プラグ部分は折り畳み可能。
手のひらにギリ収まるサイズ。
しかし、充電器にしてはやはり少し大きい感じがします。
充電器とニコンZ6をつなぐケーブルもUSB PDに対応しているものを準備する必要があります。
今回は同じくANKER製のAnker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブル を使用しました。
Anker PowerPort Atom III でニコンZ6を何分で充電できる?
出力電力はクリアしているけど、どのくらいの時間で満充電できるかが気になるところ。
実際にAnker PowerPort Atom III(Two Ports)を使ってニコンZ6を充電し、バッテリーが満充電になるまでにどれくらいかかるのか計ってみました。
ちなみに付属のニコンバッテリーチャージャー MH-25aでバッテリーを満充電にするには約155分。※ニコン公式サイトより
USB-C経由で充電する純正品本体充電ACアダプター EH-7Pでは満充電まで同じく約155分かかります。※ニコン公式サイトより
Anker PowerPort Atom III(Two Ports)を使ったニコンZ6の充電はいったいどれぐらいかかるのか?
おろしたての電源が入らない空っぽの新品バッテリーで調査しました。
開始時 | 30分 | 60分 | 90分 | 約160分 |
0% | 27% | 53% | 77% | 100% |
30分おきに充電を止めて電池の残量をチェックし、満充電が近くなる90分以降は10分おきにチェックていきました。
スタートから90分までは順調に充電が進んでおりましたが、以降10分おきに充電を止めていたせいか+5%ずつしか充電されていません。
結果、0%から100%になるまで約160分
最初の90分までは30分で+25%のスピードで充電できていたので、単純計算で120分ほどで満充電できていたかもしれませんね。
ということで、Anker PowerPort Atom III(Two Ports)を使った充電は純正のEH-7Pよりも時間がかかってしまいましたが無事ニコンZ6を充電することができました。
ニコンZ6が充電できるAnker PowerPort Atom III まとめ
今回はニコン推奨本体充電ACアダプター EH-7P以外の充電器を使った代用品、Anker PowerPort Atom III(Two Ports)で充電できるのかを検証してみました。
結果はEH-7Pを使って充電するのとほぼ同じ速さで満充電まで達することができました。
15W以上を電力出力ができる充電器を使えればニコンZ6(Z7)でも充電できるということが分かりました。
これなら接続するケーブルを取り換えられるサードパーティ製充電器の方が汎用性が高く、使い勝手が良いですよね。
Anker PowerPort III Nanoは重量約30gながら最大18Wのという出力。
ニコンZ6のバッテリーを十分に充電できるスペックを有しているので、もっとコンパクトなのが欲しい方はAnker PowerPort III Nanoがおすすめです。
- 今回紹介した内容はニコンが推奨する充電方法ではないので、万が一カメラの故障といったことが起きる可能性があります。自己責任でお願いいたします。
- USB-C経由で充電できるのはLi-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15b を使用したときのみです。EN-EL15、EN-EL15aではUSB-C経由での充電ができません。