どうも、へちま(@hechima_papa)です。
普段と違った目線で撮影する「ローアングル」「ハイアングル」には、可動タイプの液晶画面での撮影がとても有効的。
子どもの撮影では“子どもの目線に合わせる”ことが大切で「チルト液晶」をとても重宝させてもらっております。
ファインダーを覗くのも難しいくらい地面スレスレにカメラを構えることもあるので、僕にってチルト液晶は必須装備であります。
可動液晶には主に2種類の構造があり「バリアングル液晶」と「チルト液晶」がと言うものがあります。
ローアングル・ハイアングルを撮る上ではどちらも問題なくできるのですが、構造の違いからくるメリットデメリットもございます。
そういうわけで今回は「バリアングル液晶とチルト液晶」の特徴について書いていきます。
バリアングル液晶とチルト液晶の違い
カメラボディーから横へと飛び出すバリアングル液晶と、ボディーからめくれるように可動するチルト液晶。
ファインダーが覗きづらいハイアングル・ローアングル撮影では、バリアングル液晶もチルト液晶も有利不利はありません。
バリアングル液晶とチルト液晶では「可動できる領域」が異なります。
上下左右に動くバリアングル液晶にたいしてチルト液晶は上下にしか動かせません。
- バリアングル液晶 … 上下左右に可動
- チルト液晶 … 上下のみ可動
自由自在が利点のバリアングル液晶
バリアングル液晶はカメラと液晶画面が2つのヒンジで繋がっており、液晶画面を左右と上下で回転することができます。
上下左右とも180度回転できるので自撮りやカメラを縦にした構図がやりやすく、チルトタイプよりも可動範囲が広いのがバリアングルの特徴です。
モニター可動域の自由度が高く、自撮り・縦構図がやりやすい
液晶場面を「開く」「回転」の2アクションが必要
バリアングル液晶はモニター自体を可動させるために「開く」「回転」の2アクションが必然的で、繰り返しモニターを開閉させるのがちょっとめんどくさい。
いっぽう、チルト液晶は上下のみの可動なのでワンタッチでモニターを持ち上げるだけで動かすことができる。
ワンタッチ可動が利点のチルト液晶
チルト液晶は可動範囲が上下のみとバリアングル液晶にくらべると限定されていますが、ワンタッチで液晶画面を動かせるのが利点です。
バリアングル液晶のように「開いて」「回転」の2アクションに対して、チルト液晶はクイッと液晶画面を持ち上げるだけでローアングルの体制に入れます。
液晶画面でのライブビュー撮影が多くなると何度もモニターを動かすことになるので、チルト液晶のワンタッチ可動は大きな利点になります。
ワンタッチで液晶画面を可動できるのが超ラク!
ですが、チルト液晶にも難点がございます。
チルト液晶は自撮りできないものもある
チルト液晶の中には液晶画面を180度回転できないものがあるので、自撮り撮影がやりづらくなることがあります。
ちなみにニコンZ6のチルト液晶の可動範囲を見てみると上方向に90度、下方向に45度までしか動かせません。
これだと液晶画面を見ながら自撮りすることはできないですよね。
チルト液晶は上下にしか可動できないのでレンズの一直線上、すなわち光軸上に可動します。
光軸上にあるということは、ホットシューや三脚穴に被ってしまうということです。
上に180度回転だったらホットシューにアクサセリーをつけていたら被るし、下に180度では三脚に被ってしまいます。
動画撮影をメインで考えているならより注意が必要。外付けマイクや三脚が液晶画面に被るので正直なところ実用的ではないかもしれません。
- チルト液晶はものによっては自撮りできないものもある。
- 自撮りができたとしても三脚orホットシューアクセサリーと液晶画面が被る可能性がある。
バリアングル液晶とチルト液晶 まとめ
今回は「撮影のバリエーションが増える可動液晶のススメ。バリアングルとチルトの特徴を解説」について書きました。
- 可動領域が広い
- 自撮り・縦構図がやりやすい
- 2アクションがわずらわしい
- 上下のみの可動
- 自撮り・縦構図がやりずらい
- ワンタッチであつかいやすい