カメラの選び方

撮影のバリエーションが増える可動液晶のススメ。バリアングルとチルトの特徴を解説

どうも、へちま(@hechima_papa)です。

普段と違った目線で撮影する「ローアングル」「ハイアングル」には、可動タイプの液晶画面での撮影がとても有効的。

へちまくん
へちまくん
僕は特に「ローアングル」を多用するよ!

子どもの撮影では“子どもの目線に合わせる”ことが大切で「チルト液晶」をとても重宝させてもらっております。

子ども目線のローアングル写真 子ども目線のローアングル写真 子ども目線のローアングル写真

ファインダーをのぞくのも難しいくらい地面スレスレにカメラを構えることもあるので、僕にってチルト液晶は必須装備であります。

 

へちまくん
へちまくん
さて、可動液晶には2パターンあるのは知っているかい?

可動液晶には主に2種類の構造があり「バリアングル液晶」「チルト液晶」がと言うものがあります。

ローアングル・ハイアングルを撮る上ではどちらも問題なくできるのですが、構造の違いからくるメリットデメリットもございます。

そういうわけで今回は「バリアングル液晶とチルト液晶」の特徴について書いていきます。

バリアングル液晶とチルト液晶の違い

バリアングル液晶バリアングル液晶
チルト液晶チルト液晶

カメラボディーから横へと飛び出すバリアングル液晶と、ボディーからめくれるように可動するチルト液晶。

ファインダーがのぞきづらいハイアングル・ローアングル撮影では、バリアングル液晶もチルト液晶も有利不利はありません。

へちまくん
へちまくん
どちらも用途は同じなんだけど、細かいとろこで違うところがあるんだ

バリアングル液晶とチルト液晶では「可動できる領域」が異なります。

上下左右に動くバリアングル液晶にたいしてチルト液晶は上下にしか動かせません。

  • バリアングル液晶 … 上下左右に可動
  • チルト液晶 … 上下のみ可動
へちまくん
へちまくん
では、バリアングルチルトの特徴を解説していくよ

自由自在が利点のバリアングル液晶

ニコンD5600はバリアングルモニター

バリアングル液晶はカメラと液晶画面が2つのヒンジで繋がっており、液晶画面を左右と上下で回転することができます。

バリアングル液晶のイメージバリアングル液晶のイメージ

上下左右とも180度回転できるので自撮りカメラを縦にした構図がやりやすく、チルトタイプよりも可動範囲が広いのがバリアングルの特徴です。

バリアングル液晶の利点

モニター可動域の自由度が高く、自撮り縦構図がやりやすい

 

へちまくん
へちまくん
可動域が広いバリアングルだけど1つだけ難点があるんだよね

液晶場面を「開く」「回転」の2アクションが必要

バリアングル液晶とチルト液晶

バリアングル液晶はモニター自体を可動させるために「開く」「回転」の2アクションが必然的で、繰り返しモニターを開閉させるのがちょっとめんどくさい。

いっぽう、チルト液晶は上下のみの可動なのでワンタッチでモニターを持ち上げるだけで動かすことができる。

ワンタッチ可動が利点のチルト液晶

チルト液晶チルト液晶
チルト液晶のイメージチルト液晶のイメージ

チルト液晶は可動範囲が上下のみとバリアングル液晶にくらべると限定されていますが、ワンタッチで液晶画面を動かせるのが利点です。

へちまくん
へちまくん
僕はどっちかというとチルト液晶の方が好み!

バリアングル液晶のように「開いて」「回転」の2アクションに対して、チルト液晶はクイッと液晶画面を持ち上げるだけでローアングルの体制に入れます。

液晶画面でのライブビュー撮影が多くなると何度もモニターを動かすことになるので、チルト液晶のワンタッチ可動は大きな利点になります。

チルト液晶の利点

ワンタッチで液晶画面を可動できるのが超ラク!

ですが、チルト液晶にも難点がございます。

 

チルト液晶は自撮りできないものもある

チルト液晶の中には液晶画面を180度回転できないものがあるので、自撮り撮影がやりづらくなることがあります。

上方向は90度上方向は90度
下方向は45度下方向は45度

ちなみにニコンZ6のチルト液晶の可動範囲を見てみると上方向に90度、下方向に45度までしか動かせません。

これだと液晶画面を見ながら自撮りすることはできないですよね。

 

へちまくん
へちまくん
180度回転するチルト液晶も場合によっては自撮りしづらくなるから注意!
チルト液晶は光軸上に可動するチルト液晶は光軸上に可動する

チルト液晶は上下にしか可動できないのでレンズの一直線上、すなわち光軸上に可動します。

光軸上にあるということは、ホットシューや三脚穴にかぶってしまうということです。

へちまくん
へちまくん
180度裏返しても外付けスピードライトや三脚にだだかぶりになる…

上に180度回転だったらホットシューにアクサセリーをつけていたらかぶるし、下に180度では三脚にかぶってしまいます。

動画撮影をメインで考えているならより注意が必要。外付けマイクや三脚が液晶画面にかぶるので正直なところ実用的ではないかもしれません。

  • チルト液晶はものによっては自撮りできないものもある。
  • 自撮りができたとしても三脚orホットシューアクセサリーと液晶画面がかぶる可能性がある。

バリアングル液晶とチルト液晶 まとめ

今回は「撮影のバリエーションが増える可動液晶のススメ。バリアングルとチルトの特徴を解説」について書きました。

バリアングル
  • 可動領域が広い
  • 自撮り・縦構図がやりやすい
  • 2アクションがわずらわしい
チルト
  • 上下のみの可動
  • 自撮り・縦構図がやりずらい
  • ワンタッチであつかいやすい
へちまくん
へちまくん
端的に言うと「自由度の高いバリアングル」「ワンタッチのチルト」って感じかな
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