ディズニー好きなら誰でも憧れる年間パスポート。
好きな時に好きなだけディズニーパークへ入園できる年間パスポートは、ユニバーサルスタジオ等その他テーマパークとくらべても価格設定がめちゃんこ強気のプライス。
ヒョイっと買えるような値段ではないことは承知のはず…。
年パス買ってもそんなにディズニーに行くか?
年パスとなるとどうしても考えてしまうのが『金額の元を取る』ことですよね。
僕は2016年7月から1年間年パスを購入してディズニーに通っていたのですが、当時は娘が2歳になったばっかりだったのでディズニーで乗れるアトラクションが限られてたんですよね。
そう、乗りたいものも乗れないんですよ。
ここで「アトラクション乗れないのに年パス買うのってもったいない!」と思った人。
不正解です。
実はね、僕も年パスを買うときに思ってたんです「アトラクションが乗れないのに年パス買ってもチケット代の元が取れない」じゃんって。
でもね、年パス買ってディズニーにほぼ週1で通ってみましたが『年パス代の元を取る』って考えが変わったんですよね。
チケット代の元を取ることを考えてはいけない
年間パスポートにはそれ以外にたくさんの魅力がある
年パスでいつでもディズニーに入園できることで、今までになかった『気持ちの余裕』が生まれたんです。
1年間通うことで『時間の余裕が年間パスポートを買う最大メリット』だということがわかりました。
それと同時に年パスを持つことで『3つのデメリット(盲点)』もありました。
ディズニー年間パスポートの購入に踏み切れない方、このページを読んで少なからず参考になれば幸いです。
ディズニーリゾート年間パスポートの価格(増税後10月以降)
大人/中人 | 小人 | シニア | |
2パーク | 91,000円 | 57,000円 | 76,000円 |
東京ディズニーランド | 62,000円 | 40,000円 | 52,000円 |
東京ディズニーシー | 62,000円 | 40,000円 | 52,000円 |
- 大人18才以上
- 中人(中学・高校生)12~17才
- 小人(幼児・小学生)4~11才
- シニア:65才以上
※3歳以下は入園無料
以前は入場制限中でも入場できた通称“単パス”(ランドまたはシーどちらかだけの年パス)でしたが今現在、単パスでも入場制限中のパークには入園することができません。
これといった理由がなければランドとシー両方1年間遊べる『2パーク年間パスポート』の購入をオススメします。
何回行けば元が取れるの?
気になる『何回行けば元が取れるのか?』です。
1日パークで遊べる「1デーパスポート」の価格はランド&シーともに以下の通りとなっております。(増税後10月以降)
大人 | 中人 | 小人 | シニア | |
1デーパスポート価格 | 7,500円 | 6,500円 | 4,900円 | 6,800円 |
単純に年間パスポートの価格に1デーパスポートの価格を割ってみて『何回行けば元が取れるのか?』を算出してみます。
年間パスポート価格 ÷ 1デーパスポート価格 = 元が取れる回数
大人/中人 | 小人 | シニア | |
2パーク | 12回/14回 | 12回 | 11回 |
東京ディズニーランド | 9回/10回 | 9回 | 8回 |
東京ディズニーシー | 9回/10回 | 9回 | 8回 |
中人の価格が年パスだと大人価格と一緒になっているので元を取るのに回数が多くなってしまいますが、だいたい『月1ペース』で通えば元が取れる計算となっています。
ここで「月1も通わないなぁ」と思ったあなた。
確かに1日中ディズニーで遊ぶとめちゃくちゃ疲れます。それを毎月やるなんて無理と思ったはず。これでは年パスの金額の元を取るなんて厳しいなと。
そこじゃ無いんですよね。
別に1日中みっちり遊ぶ必要なんて無いんですよ。年パスは。
ページの後半で『年パスを保持することで得られるメリット』について書きますが、年パス持ってれば1日中疲れ果てるまでディズニーにいる必要なんて無いんですよね。
なぜなら疲れる前に帰宅して続きはまた次の日に来園すればいいから。
1デーパスポートと年間パスポートのパークの過ごし方は根本的に違うんです。
これに関してはページの後半部分で書きますよ!
話は「元が取れる回数」に戻しますが、とりあえず年に12回以上来園すれば年間パスポートの金額分は元が取れることになります。
年間パスポートには使用不可日があるので要チェック
年間パスポートと言っても年中365日入園できるわけではありません。年間パスポートでも入園できない『使用不可日』が設定されているので注意が必要です。
と言っても、使用不可日は混雑が予想される日にしか設定されていないので、最初から混雑日に行くつもりがない人は関係ないかもしれませんね。
2019年の年パス使用不可日
月 | 年間パスポート使用不可日 |
8月 | 12日・13日・14日 |
10月 | 12日・13日・14日 |
11月 | 23日・24日 |
12月 | 7日・8日・28日・29日・30日 |
2020年の年パス使用不可日
月 | 年間パスポート使用不可日 |
3月 | 28日・29日 |
5月 | 2日・3日・4日・25日 |
7月 | 24日・25日 |
8月 | 11日・12日・13日 |
9月 | 19日・20日・21日 |
10月 | 10日・11日 |
11月 | 16日・21日・22日 |
12日 | 5日・6日・28日・29日・30日 |
2021年の年パス使用不可日
1月 | 1日 |
3月 | 27日・28日 |
ディズニー年パスは後悔する? 3つのデメリット(盲点)とは
ディズニー年間パスポートを購入する前までは気づくことがなかった3つの盲点がありました。
- 休みの予定がすべてディズニーになってしまう
- 交通費&食費がかさむ
- 年パスが切れる間際が無性に寂しくなる
1.休みの予定がすべてディズニーになってしまう
年パスを買うと必ずと言っていいほど毎週ペースでパークに行くでしょう。他の場所へ遊びに行くことがなくなります。
ウチは僕と妻、2歳の娘がいる状態で2パーク年間パスポートを買いましたが毎週のように舞浜へ出かけました。
家族でお出かけするとしてもディズニーを上回る家族で楽しめるアミューズメントが無いわけで、その他の施設の利用料入園料を払うのがもったいなく感じてしまいます。
そりゃディズニーにタダで入園できるわけですから。(前もってパスポート発行時にお金を払っていますが)
ディズニー以外、行く場所がなくなってしまうのがデメリット。
2.交通費&食費がかさむのでお小遣いが無くなる
年間パス購入代金に加え、ディズニーリゾートへの交通費と外食代がプラスされます。
ウチは埼玉県民なので自宅から舞浜まで往復電車代1,500円ほど、毎週通うとなると1ヶ月で6,000円もします。
では車ならどうでしょう。
ディズニーリゾートにあるパーキング利用料金は平日で2,500円。土日祝日になると3,000円もします。それにプラスして高速代も含まれるので電車よりも高くつきますね。
ディズニーリゾートパーキング情報|東京ディズニーリゾート公式サイト
そして外食代。ちょこっと立ち寄る程度ならいいですが、お昼をまたいだ場合お昼ご飯も食べたくなりますよね。ディズニーリゾート内は物価が現実世界よりも高めなので食事代も高くつきます。
500mlペットボトル飲料ひとつにしてもリゾート内では1本200円もします。
といことでパーク内で比較的安価にランチを済ませられるオススメのレストランを紹介しましょう。
比較的安価とは言いましたがパーク内のレストランは安くても1,000円近くしてしまいます。
これよりも安く済ましたいというならパークの外になってしまいますが、舞浜駅1階にあるレストラン『サイゼリア』という手もあります。
サイゼリアなら平日ランチ500円ポッキリでおなかいっぱい食べられます。これを使わない手は無いでしょう。
僕もよく利用させていただきました。
3.ラスト1ヶ月くらいから無性に寂しくなる
もちろんですがディズニーリゾートも年間パスポートの期限が切れてしまうとパーク内には入園することはできません。
特に年パスが切れるラスト1ヶ月になると怒涛の追い込みをかけるかのようにディズニーに行きたくなってしまいます。
「〇〇納め」とか言いながら“もう2度と行けなくなるのか”というぐらい。
そりゃ1年間自分の庭のように行きまくっていたパークも自分の手元から離れる時期が近づくと無性に寂しく感じてしまいます。
僕の場合は年パスが切れる最終日にわざわざ有給をとってまで「ランド納め」と「シー納め」をしてきましたw
ディズニー年パスで得られる5つのメリット
次にディズニー年間パスポートを持つことで得られるメリットをあげてみます。
どうして元を取ることばかりに焦点が当てられがちですが、元を取る以外にも年間パスポートにはこんなメリットがあります。
- 気持ちに余裕ができる
- ディズニーが公園感覚で立ち寄れる
- 季節ごとのイベントすべてに参加できる
- パレードをみたりグッズを買うだけの入園もできる
- 2パーク共通パスならランドからシーへはしごも可能
① 気持ちに余裕ができる
年パス最大のメリットってのが「気持ちに余裕ができる」ところ。
これが1番デカイです。
むしろこれだけに年パス買う価値ありでございます。
その日しか遊べないワンデーパスとは違って年パスはいつでも入園できるので、1日にやりたいことをすべて詰める必要はありません。
「あれに乗って、ショー見て、このタイミングでご飯食べて、ファストパスの時間・・・」のようにスケジュールに追われて楽しいはずのディズニーがてんやわんやになってしまいます。
どうしても1日しか限られた時間がないワンデーパスの場合だと、1秒たりとも無駄にできない衝動にかかられてしまいます。
乗り物のファストパスを取るタイミングを、他の予定に被らないよう念入りに計画したりなどなど疲れてしまいます。失敗すると損した気分になるし。
ですが、年パスを持つと「今日できなかったことはまた今度やればいいんだ」と心に余裕が生まれるので、予定をいっぱいに詰め込んでカツカツなことにはなりません。
せっかくのディズニーだから余裕を持って遊びたいじゃないですか。
ディズニーでやりたいことを1年かけてやっていけばいいんです。
今日はパレードを見る日。今日はアトラクションを楽しむ日。今日はミッキーと写真を撮る日。こんな感じで1年かけてやっていけばいんですよね。
そうすると「気持ちの余裕」が出来るので朝イチから戦場に出向くかのように気負う必要もなくなります。
これが年間パスポートの最大のメリットなんです。
今まで必死にファストパスをかき集め乗り物のスタンバイに大量の時間を失っていたものも、年パスを購入すると時間に余裕ができるので今まで足を運ぶことがなかった未開の地を開拓することもできるんですよね。
その時に開拓したのが「ジャングルカーニバル」と「シューティングギャラリー」です。
まじオモロイので鬼おすすめ。
② ディズニーが自分の庭になる
今までは何日も前から予定を立てて行ってたのディズニーが、気が向けばフラっと立ち寄れる公園感覚になります。むしろ庭みたいなもんです。パークの出入りは自由ですからね。
記念日にディズニーパーク内のレストランを予約して、ディナーだけ楽しむことができます。
「今日はランドで晩御飯食べに行くか」という思いつきなことができちゃいます。
贅沢にディナーをするならディズニーランドにある『ブルーバイユー・レストラン』が激しくおすすめ。
大切な記念日や誕生日サプライズにぜひとも行って欲しい『ブルーバイユー・レストラン』
アトラクション・カリブの海賊の中にあって雰囲気が抜群によくて超オススメ! pic.twitter.com/9Mse9TAnvk— へちま✸カメラが好き (@hechima_papa) August 2, 2018
ブルーバイユー・レストランはなんとアトラクション「カリブの海賊」の中にあって、19世紀アメリカ南部のイメージした雰囲気バツグンすぎるレストランです。ぜひ足を運んでいただきたいです。
③ 季節ごとのイベントにすべて参加できる
ディズニーは季節ごとにイベントが開催していることはご存知だとは思いますが、以前まで年に1回のペースで行っていたディズニーも、年間を通してずーっと行けるのですべてのイベントに参加することも可能です。
特に開催期間が短い正月のイベントや七夕、大晦日の31日はカウントダウンイベントがあるため18時閉園と早めの閉園となるので夕暮れのファンタズミックなど貴重な体験ができます。
大晦日20時からのディズニーニューイヤーズ・イヴは年間パスポートでは参加できません。別途専用チケットが必要になります。
ディズニーニューイヤーズ・イヴに参加するには応募が必要です。
東京ディズニーリゾート ニューイヤーズ・イヴに応募する|東京ディズニーリゾート公式サイト
④ ショーやパレードを見に行ったりグッズを買うだけに入園
乗り物にしか興味がない方でも今日はショーだけ見に行くと決めて入園。1デーパスポートでは見向きもしなかったショーもこの機会に見ることもできますね。
ぬいぐるみバッジやスーベニアカップなどなど、各イベントごとにグッズも更新されます。
パーク外にあるディズニーお土産専門店『ボンボヤージュ』にもリゾートのグッズは販売されますが、新商品や品薄なグッズの在庫はパークに優先されるので、高いチケットを買う必要なく、年パスでササっと入園してグッズを購入するとこができます。
乗りたいアトラクションがあっても余裕の後回し。また後日乗りに行けばいいんです。
⑤ 2パーク年間パスならランドからシーへはしごもできちゃう
ランド&シー両パークに入園できる2パーク年間パスポートなら自由にパーク間を行き来することもできちゃいます。
ディズニー年パスを買うおすすめの時期はあるの?
ディズニー年パスを買うタイミングはどの時期に購入しても日付が減ったい等、いつ購入しても損得はありません。
おすすめの年パスの購入タイミングを強いていうなら好きな季節イベントが開催されている時期に購入すると、今年のイベントと来年のイベントと2年にまたがって来園できるというのができます。
たとえば2019月年のクリスマス時期に年間パスを購入するとしましょう。このタイミングで来園できるディズニーのイベント一覧は…
2019日年
- クリスマス
2019年
- お正月
- イースター
- 夏のイベント
- ハロウィーン
- クリスマス
といった感じで、イベント開催中のちょうど真ん中の時期で年パスを購入すれば今年度と来年度と2年をまたがって来園することができます。
ディズニー年パスの購入方法
そろそろ年間パスポートを購入する決心がついた頃ではないでしょうか?
それではディズニーリゾートを1年間存分に遊ぶことができる年間パスポートの購入方法を紹介しましょう。
年間パスポートが買える場所
ディズニー年間パスポートが購入できる場所は2カ所。
ネットで購入というわけにはいかず、ディズニーリゾート現地に行って購入するすることになります。
発行手続きをしてパスポートにのせる顔写真を撮影。
年間パスポートの発行は即日できるので混雑していなければ15分ほどで作れちゃいます。作ったその日から1年間有効なので、年パスを発行したその足でパークへ入園することも可能。
本人確認ができる氏名と生年月日が記載されている公的機関書類
(運転免許証・健康保険証・住民票・旅券・年金手帳)
学生書では本人確認はできません
ディズニー年パス3つのデメリット(盲点)のまとめ
年間パスポートを購入して初めて知った盲点とは以下の3つでした。
- 休みの予定がすべてディズニーになってしまう
- 交通費&食費がかさむ
- 年パスが切れる間際が無性に寂しくなる
盲点だったのはパスポート代以外にもお金がかかるってことなんです。
ですが、年パスを実際購入してみて後悔したことは一切ありませんでした。年パスによってできた『気持ちの余裕』のメリットの方が大きかったので僕は買ってよかったと思います。
それと年パスで元を取ろうなんて考えてはいけません。そもそも年パスっていうのは元を取ろうとするものではないんです。
大半の人は1デーパスポートで入園すると限られた1日を充実させるために、ファストパスの発行のタイミングやパレードの時間の確認、スタンバイ時間の予測など、開園から閉園までずーっと歩きまわっています。
限られた1日なので、どうしても「あれもこれも」と詰め込んでタイトなスケジュールになってしまい、結局晩ごはんを食べそこねたということが起きてしまいます。
年パスだと1年間いつでも行けるので
- 乗り物だけ乗りに行く
- グッズだけ買いに行く
- ショーだけ見に行く
今日入園してできなかったことは後日入園してやればいい。一年間にやりたいことを当てはめれば良いんです。
2パーク年間パスで91,000円と決して安いものでないですが、これは『気持ちの余裕』の価格ということなんですよね。